【レジェンド”三浦知良”】
キング・カズの愛称で親しまれる三浦知良選手が、2月26日に56歳という熟年を迎える。ポルトガル2部リーグのオリベレンセと契約し、60歳までプレーすることでライアン・ギグスの最多出場記録を更新する可能性があると報じられている。
三浦知良選手は1986年、ブラジルのサントスでプロとしてのキャリアをスタートさせた。世界的なエースとして知られるリオネル・メッシが誕生する1年前のことだ。

日本代表では89試合に出場し、歴代2位の55得点を挙げ、2000年に代表を退いたが、20年以上現役を続け、昨年は4部リーグに相当するJFLの鈴鹿ポイントゲッターズで18試合に出場している。

～三浦知良選手の功績～
Jリーグ史上最年長選手となり、ギネスワールドレコードに認定される前人未到の世界記録を樹立した。日本サッカー界では、FIFAワールドカップ日本代表、Jリーグ最優秀選手賞、得点王1回、ベストイレブン2回、アジア年間最優秀選手賞（1993年）などを受賞している。また、釜本邦茂氏と並び、日本代表の国際Aマッチ最多得点記録（通算6得点）と歴代最多得点（55得点）（2011年時点）を保持している。2012年にはフットサルワールドカップに日本代表として出場した。

～カズダンス～
ブラジル人フォワードのカレッカは、ゴールを決めた後、コーナーフラッグの近くでサンバのような踊りを披露。三浦知良選手は、そのダンスをもとに、田原俊彦がまとめてダンスの形にし、カズダンス完成となった。このダンスのおかげで、日本では「ゴール後のパフォーマンス」という概念が確立され、小中学校の子供たちがゴール後にマネするようになったのだ。

移籍後初の試合は、ベンチ外に終わった。三浦選手はコメントでゴールに向かうパワー、一人一人の力強さは日本と違った質がある、ピッチに１分でも長く立てるように努力したい」と話した。