【ピッチのどこにでもいる”グリーズマン”】前回大会はエースとして4得点2アシストでフランス優勝に貢献したグリーズマンだったが、今大会は無得点。しかし、グリーズマンがいなければ決勝まで来れていなかったであろう。攻撃以上に目を引くのは献身的な守備だ。
準決勝モロッコ戦、前半5分にグリーズマンの相手DFの嫌がる位置・タイミングでの抜け出しからDFテオ・エルナンデスの先制点に繋がる最高のプレーだった。イギリス(BBC)で解説者を行っていたディディエ・ドログバ氏は、「(1試合通して)グリーズマンというよりもカンテだ!」と評した。用いられたのは今大会負傷により招集されなかったエンゴロ・カンテであったが、中盤から縦横無尽にピッチを駆け回り、ボール奪取・供給を行う選手だ。モロッコ戦でのグリーズマンは特に、どのカメラ位置でも映っているくらい色々なところで貢献するまさに縁の下の力持ちになっていた。
1991年3月21日フランスマコンに生まれたグリーズマン、173cm73kg左利き、アトレティコ・マドリード、バルセロナなどで活躍。どのチームどの選手とプレーしていてもチームのために、時にはエースとして、特にはゲームリーダーとして時にはプレッシングの柱として、自身の適応力の高さを示してきた選手だ。
準決勝モロッコ戦ではプレイヤー・オブ・ザ・マッチのトロフィーを手にし、誰もが認める活躍ぶりだったのは間違いないだろう。モロッコペースの時間帯には、守備に徹し、サイドを崩されても中央グリーズマンが的確なポジショニングと読みで思うように攻撃をさせなかった。データ的にも走行距離11kmハイスピードラン2位という数値を記録した。
決勝は元同僚世界最高の選手メッシ要するアルゼンチンと対戦する。タフな試合になり、我慢比べ、いかに決めきるかが鍵になってくるだろう。泣いても笑ってもW杯残り2試合、最高な2試合になることは間違いないだろう。
生年月日 : | 1991年3月21日 |
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出身国 : | フランス |
チーム : | |
ポジション : | FW |
背番号 : | 8 |
代表背番号 : | 7 |
身長 : | 174cm |
体重 : | 72kg |