【レ・ブルー最多得点記録保持者】今回は、現ACミラン所属フランス代表36歳FWオリヴィエ・ジルー選手をピックアップ。前回大会2018年ロシアW杯優勝メンバーであり、今大会でも大事なところで点を決めてくれる頼れるベテランフォワードだ。

1986年9月30日フランスシャンベリ出身の190cm88kgの左利きの大型FWである。アーセナル、チェルシー、ACミランと欧州強豪クラブで活躍している。献身的な守備・アクロバティックなボレーシュート、そして代名詞となるポストプレーは見るものを凌駕する。特にACミランに移籍し、長年言われ続けてきた「9番の呪い」を完全に払拭してスクデット（セリアA 優勝）に大きく貢献した去年の活躍を未だ鮮明に覚えている人も多いかと思われる。ポルトガル代表のレオンの強引なドリブル突破から、ジルーのボックス内での動き出しで得点するシーンは、セリアAを追っていなくてもよく見るハイライトシーンの1つではないだろうか。

ジルーの今大会での輝きは、流石の一言である。将来のバロンドール賞最有力候補エムバぺのトップスピードでの突破にフォーカスされがちではあるが、ジルーの献身的なプレーとキープ力あってのフランスである。

オーストラリア戦での2ゴール。ポーランド戦での1ゴール。イングランド戦での値千金の勝ち越しゴール。各ポジションにタレント揃いのフランスで長年試合に出続け、継続的に結果を残してきた”オリヴィエ・ジルー”モロッコ戦での活躍に期待が高まる。